<17th Oct Tue>

急に寒くなったロンドン。明日は雨の予報にもめげず、着物で観光とコンサート。

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10月13日、シャネル展(→こちら)の後にウィグモア・ホールで36才のノルウェー人ソプラノ、身長188センチのリーゼ・ダヴィドセンのリサイタルを聴きました。

体だけでなく声量もケタ外れに凄い彼女、600席足らずのウィグモア・ホールで果たしてどこに座るべきなのか? 

 

バービカンで2度、最前列かぶりつきで聴いたことあるのですが(2020年2月→こちらとアンスネスと共演した2022年1月→こちら)、彼女が声を張り上げると耳がおかしくなるくらい迫力あり過ぎだったので、今回は直接ストレートに声を浴びるのをを避けようと、後ろから2列目の壁際にしてみました。

 

そしたら、優しい声で歌う時はこれ以上ない程美しくてうっとりでしたが、フルの声だと、壁や天井に響き過ぎてあまり心地よい音ではなかったです。最前列では見えないトップ歌手を迎えての観客の興奮ぶりがわかるのは良かったですが。

 

うーん、ここはスケールの大きい彼女には向いてなくて、やっぱり大きなオペラハウスで聴くのがベストでしょう。今年の夏のROHのドン・カルロは素晴らしかったですしね(→こちら)。
 

このピアノ伴奏者はここによく出てくれる人の中では一番上手で、2020年のバービカンでも一緒でした。

衣装も変えてくれて、前半は短い袖の上半身がラメでキンキラキン、スカートは刺繍のアイボリー色でした。