<7th Apr Sun>

日本では桜が満開のようですが、こちらではソメイヨシノはとっくに散って、華やかな八重桜が満開になりつつあります桜

  

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昨日の土曜日、午後一時からの辻井伸行さんの短いリサイタルがありました。

 

 

Wigmore Hall自身の企画ではなく、日本のAvexシリーズの一環なので、Wigmore Hallのメンバーである私には何の連絡もなくむかつきむかっ、随分前にロンドンの日本語メディアで広告が出たらしく、私が気付いた時にはほぼ売り切れ状態悲しい。かろうじて残ってたS列をとりあえず買っときましたが、なんでも近くで聴くのが好きな私は大して楽しみでもなかったところ、直前に友人から一緒に行く人が行けなくなったのでどうぞというありがたいオファーを頂きチョキ、前から2列目に座ることが出来ました。しかも最前列2人分が空席だったので、しっかり見えて写真も撮りやすかったです(スマホとデジカメ両方で)。

 

手は見えませんでしたが顔はよく見えました。バッハのフランス組曲で始まりましたが、私好みの端正で軽やかなバッハではなかったですが、バッハを弾いてくれただけで嬉しいです。徐々に調子が出て、ラフマニノフが一番好きでした。

アンコールは2曲で、ラフマニノフのヴォカリーズでしっとり聴かせた後はお待ちかねのラ・カンパネラでしたが、凄いスピードで圧巻。感動して涙が出ました。最後は盛り上がって良いコンサートでした。

 

S列の隅っこのトーチャンは手が見えたそうですが、後でyoutubeでラ・カンパネラでどの鍵盤を叩くかという映像を見て、黒鍵盤が多いから難しく聞えるけど実はそうでもないかもとか言ってました。少なくとも自分にはそうだったとか。トーチャンのピアノは一度も聴いたことがないので、どれくらいのレベルなのかわからないのですが。

 

観客はほとんど日本人でコンサートには普段行かない人がほとんどの様子。それは良い事なのですが、耳の肥えたWigmore Hallのレギュラーさん達に辻井さんを聴いてもらいたいという思いがあります。Wigmore Hall出演は3度目ですが、いつもAvexシリーズ。そろそろWigmoreシリーズで弾いて頂きたいものです。

 

 

 

 

2023年のプロムスでラフマニノフの3番を弾いてくれた時は生ではなくラジオの生放送で聴いただけですが、それ以外はロンドンでのコンサートには全て行ってる筈で、クリックで記事に飛びます。

 

 

辻井伸行(Proms)  2013年7月 Royal Albert Hall

辻井伸行  2016年4月 Wigmore Hall

辻井伸行 2017年4月 Wigmore Hall

辻井伸行 2019年1月 Queen Elizabeth Hall

辻井伸行 2022年11月 Queen Elizabeth Hall

辻井伸行 & Royal Philharmonic Orchestra  2023年6月 Royal Festival Hall