ロンドン動物園とバラ園

テーマ:

<13th May Tue>

糖尿病と診断されて以来Youtubeで健康関連を沢山見てて、きな粉が体に良いと知って毎日シリアルやコーヒーに入れてますが、補充するために今日ランチタイムコンサート帰りに日本食料品屋にそれだけを買いに行ったのに、トーチャンがどら焼きやホットケーキミックスを欲しがった上に、支払う時にレジで「あと少しでスタンプ押しますよ」と言われて目の前にあるお煎餅の大きな袋を掴んでしまい・・。食べるのを我慢するのが苦しいのに・・。好きな物を我慢する生活が段々辛くなってきて、ヤケ起こしそうになる今日この頃不安

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

良いお天気だったので、5月9日にロンドン動物園に行きました。トーチャンは先月私が近くでお琴弾いてる間に(→こちら)一人で行ってたけど、私はなんと今年初めて。天気がよくて空いてそうな日は少ないから。

身体はなかなか大きくならないけど見る度に機能的に成長してるのがよくわかる兄弟ではない二匹のゴリラの子供。ちょっと前まで母ゴリラ達にくっついてたのに、自分たちだけで走り回ったりじゃれ合うようになりました。

トラの良い写真が撮れると嬉しい。全く姿を見せない時も多いけど。ライオンも少し離れた所から見たけれどろくな写真は撮れず。

同じ空間にいるのにいつも離れてたキリンとシマウマが一緒にいるのを初めて見ました。

お昼値中のナマケモノの顔が珍しくばっちり見られました。

いつもはこんな感じだけど。上の方が頭。

 

カワウソ一家には赤ちゃんが二匹いるので警戒してて、私たちだけしかいないのに、なかなか姿を現しませんでした。

 

足早に逃げるカワウソたち。

僕はミアキャットじゃなくて、カワウソです。

 

嫌なら離れてればいいのに、かたまってギャアギャア争ってたペリカン4羽。

 

アルパカちゃん、バリカンで刈ってもらったばかりなのね。

 

同じリージェンツ・パーク内で15分歩いてバラ園にも行ってみました。我が家の近くでは既にバラが沢山咲いてるから、ここも咲いてる筈と思って。

藤と黄色いアイリスは咲いてたけど、

バラ園はまだほとんど咲いてませんでした。コントロールしてるんでしょうね。

 

命令に逆らって咲いてた一輪。

帰宅した時の我が家の前庭。裏庭には赤いバラも咲いてます。

<12th May Mon>

今日の午後は雷が随分長い間鳴ったり止んだり雨が降ったりという珍しいお天気でしたが、散歩は済ませてあったし出掛ける予定はなかったので家にいられてよかった。遠雷はなんか素敵だったけど。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

5月7日はバービカンでコンサート形式のヘンデルのオラトリオを聴きに行きました。

 

イェフタはこれまでに何度か観てて、2014年バービカン(→こちら)、2018年のガルニエでボストリッジ博士(→こちら)、2022年11月ROHはアラン・クレイトンで3度(→こちら)。

 

 

Il Pomo d'Oro
Francesco Corti conductor
Michael Spyres Jephtha
Joyce DiDonato Storge
Mélissa Petit Ipihis
Anna Piroli Angel
Cody Quattlebaum Zebul
Jasmin White Hamor
Il Pomo d'Oro Choir

 

旧約聖書に出てくるお話で、古代イスラエルの武将イェフタは神に「この戦いに勝たせてくれたら、帰還して最初に出迎えてくれた人を生贄にするから」、と誓ったところ、現れたのは「お父さん、お帰りなさ~い」、と迎えに来た自分の娘・・・(モーツァルトのイドメネオとそっくりなシチュエーションですが、オペラにしたのはこっちが30年先)。聖書では娘は殺されてしまうのだけど、このオラトリオでは一生を神に捧げるという条件で天使に救われます(ROH版ではとんずらして恋人と一緒になりました)。

でも、ストーリーはこれだけと薄いので、ドラマとしては盛り上がらず、歌手たちの歌合戦として楽しむしかない作品です。

晩年のヘンデルが視力の衰えに苦しみながら長年掛けて作曲したこの最後のオラトリオは1751 年にヘンデル自らの指揮でロンドンで初演され、軽やかで華やかなヘンデル節とは違う深みのあるしっとりした作品ですが、昨夜バービカンで観た同じヘンデルのヒット曲満載で華やかでドラマチックなジュリオ・チェーザレと比べると地味さが更に強調されます。英語だし。

 

で、肝心の歌はどうだったかと言うと、

ジョイス・ディドナートを売り物にしててポスターは彼女で、切符の売れ行き良かったのも彼女のおかげでしょうが、主役ではないので沢山歌わないし、なんか精彩がなく、溌剌と元気だったディドナートも56才ですから太めになりシワも目立つし、彼女目当ての人はがっかりしたでしょう。最近はオペラにもあまり出てないみたいだし、残念です。

私はマイケル・スパイヤーズがお目当てで、十分上手で美声にうっとりでしたが、大好きな彼の声にすっぽり包まれるようにかぶりつきにすればよかったかな・・(その点で3月のカドガン・ホールはよかった(→こちら)。最前列だと字幕が見えないので、同じ値段だし見晴らしの良い7列目にしたのですが。46才の彼は最近はワーグナーも歌っているようですが、彼の声は向いてるから、いつか生で聴きたい。

めっけものは娘役のフランス人ソプラノのメリッサ・プチ35才より若く見えるほっそり美人で赤いドレスもよく似合い、軽やかな歌にも惹かれました。

残念だったのは娘の恋人役で、これまで観た時は全てカウンターテナーだったのに、今回はアルト女性だったことで、ジャスミン・ホワイト、声はまあ良かったのですがうんと小柄だし、ドラマとして更に盛り上がらない要素の一つに。

 

 

 

 

 

 

<9th May Fri>

お天気良かったので、ロンドン動物園へ。沢山歩いて良い運動になったし、やっぱり平日は空いてて良いわ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

5月6日は大学の講義室でお琴を少し弾かせて頂きました。

 

ウエストミンスター大学はロンドン内外に4つキャンパスがあり、我が家の近くにもありますが、今回お邪魔したのはオックスフォード・ストリート駅近くというロンドン中心部の繁華街ですから校庭とかはなくて

こじんまりした建物だけ。

 

きっかけは、時々オペラや日本人会の集まりにご一緒する着物仲間の方がここで心理学を教えていらっしゃるからで、今回は終戦80年を記念してのシンポジウムのランチタイムのBGM。

 

日本からいらっしゃる参加者もいらっしゃるとのことで、日本人にはお馴染みの曲と筝曲らしい古典を混ぜて45分程ほど演奏(三段の調べ、さくらさくら、四季の小学唱歌、六段、民謡、みだれ)。

食べたりお喋りしながらですから、真剣に聞いてくれる人は少ないでしょうけど、だからこそ気楽でリラックスして弾けました。長い間全く弾いてなかったし、年のせいもあって昔ほど上手には弾けないのが悲しいですが、結構練習しました。曲選びにあれこれ弾いてみるのも楽しかったです。

 

地味な場所でしょうけど、折角ですから若作りの訪問着と金の帯で派手に。

 

お琴はトーチャンに運んでもらって、地下鉄で。草履は現地で履き替えて。

K先生は光沢があって華やかな青いお着物で。他にも着物の方が何人かいらっしゃいました。

 

65年くらい前に買ってもらったお琴ですが、1年半前に日本からいらしたプロの方に糸を新しく張替えて頂いたので、演奏中に切れる心配もなく弾くことができました。立奏台はトーチャンの手作り。

<7th Apr Wed>

琴演奏が昨日終って、気分がうんと楽になりました。今日は夜コンサートに行ったので昼間はごろごろしちゃいましたが、明日からはなるべく出掛けよう! 寒いけどね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

5月4日の日曜日に新プロダクションのワルキューレに行きました。まずupperslipの安い席で。新プロダクションは初日に行きたいところですが、これは凄い切符争奪戦で、私はその時会員ではなかったので1日の初日は無理でした。この2回目も友人にお願いして買ってもらったもの(今は会員に復帰しました。前よりランク下げましたが)。

 

観る前に初日のレビューが出てて、凄い、5ツ星がずらり!

evening standard ★★★★★/the arts desk ★★★★★/bachtrack ★★★★★/guardian ★★★★

 

なので期待が高まりましたが、結論から言うと私の評価は4ツ星ってとこでしょうか。

ジークリンデ役でLise Davidsenが降りたのがとても残念。代役のNatalya Romaniwも上手なのですが、「これがLise嬢だったらどんなに素晴らしいだろうか」と思ってしまって・・。

他の皆さんも十分上手で文句はないのですが、感動する程だったかと言うと、そこまで。

最初の2つのセットがシンプル過ぎて残念でしたが、期待通り最後は炎で盛り上がったのはよかったです。

 

 

Music Richard Wagner/Libretto Richard Wagner/Director Barrie Kosky/Set designer Rufus Didwiszus/Costume designer Victoria Behr/Lighting designer Alessandro Carletti

 

Conductor Antonio Pappano

Wotan Christopher Maltman

Brünnhilde Elisabet Strid

Sieglinde Natalya Romaniw replaces Lise Davidsen

Siegmund Stanislas de Barbeyrac

Fricka Marina Prudenskaya

Hunding Soloman Howard

Helmwige Maida Hundeling

Ortlinde Katie Lowe

Gerhilde Lee Bisset

Waltraute Claire Barnett-Jones

Siegrune Catherine Carby

Rossweisse Alison Kettlewell

Grimgerde Monika-Evelin Liiv

Schwertleite Rhonda Browne

Erda Clare Almond

 

 

 

  

 

  

 

  

テノール好きの私はジークムント役のスタニスラフ・ド・ナントカが楽しみだったのですが、若さ溢れてよかったものの、2014年のROHのイドメネオ(→こちら)や2022年5月のバービカンのフィデリオ(→こちら)程ではなかったかな。ヴォータン役のアルトマンは素晴らしかったけど出番少ないしね。女性の中ではブリュンヒルデがベスト。

ワーグナーはオーケストラが主役みたいなものですが、横の上から見下げる私の席からパッパーノ大将が全身で指揮する姿が見られたのがベストだったかも。彼の動きに合わせて音楽が唸るのを堪能。

 

17日の最終日に又行きます。ワーグナー好きのトーチャンのためにストールサークルを奮発しましたから。

 

 

 

 

 

 

<5th May Mon>

1945年5月8日に第二次世界大戦でドイツに勝った日を祝うVE Day(Victory in Europe Day)という有名な日があり、今年は80周年ということでメイデーの祝日の今日、大規模なパレード等のイベントがバッキンガム宮殿周辺であり、イギリスが得意な軍隊パレードやアクロバット飛行をテレビで楽しみました。

 

ケイト妃も元気になって、一家揃ってバルコニーにお出まし。ハリー王子が戻りたいとか言ってるようだけど、貴方の居場所はありません。

 

ここに真が沢山載ってます。

 

 

 

戦勝国ですから日本の終戦記念日とは全く違うムードです。

あまり話題にはなりませんが同様にVJ Day(Victory over Japan Day)もあり、それは8月ですが、これを機に、明日ロンドンのさる大学でそれについてのシンポジウムがあり、私がお琴を弾きます。ランチタイムのBGMなので様子がわかりませんが、そのために結構練習したので、うまくいきますように・・。

 

バラの花のシーズンになり、我が家の前庭にもピンクのが咲いてます。リージェンツパークのバラ園にも行かなくちゃ。

トーチャンがガーデンセンターで買ったシャクナゲが咲いたので、庭のどこかに植え替えるそうです。

 

私がよく行く公園に大きな栗の木chestnutがあり、可愛いピンクの花が咲いてます。

 

 

近所には白い栗の木もあり、木が大きいので見ごたえあり(実はなりません)。