5月は中旬から肌寒い日が続いていて雨もよく降った鬱陶しい日が多かったのですが、6月はどうでしょうか?
今がイギリスでは一番日が長くて快適な筈の北国の初夏なんだから、それらしく爽やかに過ごしたいものです。
私はオペラやコンサートだけでも今月は結構忙しいです。
2年間閉まっていたロイヤル・フェスティバル・ホールも再オープンしますしね。今月切符が買ってあるのを行く順番に書いてみました。(会場名をクリックするとそのイベントのサイトに飛びます)
Death in Venice English National Opera
先月行く予定だったのを、都合が悪くて延期したものです。
ベンジャミン・ブリテンの英語オペラ「ベニスに死す」。きっと難解でしょうが、ご贔屓テノールのイアン・ボストリッジがお目当て。
ちょび髭を付けて登場するようです。
Deborah Voightのリサイタル Barbican
体重ばかりが話題になるアメリカ人ソプラノのデボラ・ヴォイト、40キロ痩せたという話ですが、果たして?ゲオルギューじゃあるまいに、ドレスの着替えはしてくれないでしょうねえ。でも一着だけでも布の量はゲオルギューの3着より多かったりして・・・
金髪碧眼で顔立ちも整っている彼女は、痩せればすごい美人なのにねぇ
Maurizio Polliniのピアノ・リサイタル Barbican
かつての巨匠というのが一番失望することが多く、実際モーリッツォ・ポリーニも1、2度しこたまがっかりしたとこがあるのですが、まあ誰でも調子の悪いときはあるわけで、今回もう一度だけトライしてみようかと。
ショパンとリストばかりのプログラムで、ピアノの底まで見えるようなかぶりつき席なので、欠点が全部見えるだろうな~。たしか彼は弾きながらハモってうるさいし・・
Alfred Brendelのピアノ・リサイタル Royal Festival Hall
ポリーニよりも更に年寄りのアルフレッド・ブレンデルじいさんが得意のハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、モーツァルトをご披露してくれるごった煮プログラム。ま、ホールのご祝儀イベントの一つですからね。
International Piano Series 2007/2008 の第一弾 2年間改修工事で閉鎖していたロイヤル・フェスティバル・ホールが今月中旬オープンします。コンサートそのものより、どんなに変わったか見るのが実は楽しみ。
Don Giovanni Royal Opera House
去年「フィガロの結婚」でとてもチャーミングだったアーウィン・シュロットが歴代の女たらしドン・ジョバンニに。ちょっと若過ぎるような気もしますが、、このプロダクションの過去のドンジョバ(キーンリーサイド、ターフェル、フィンリー)と比較してみましょ。
超人気のアンナ・ネトレプコが目玉。ミヒャエル・シャーデも楽しみ。あっ、でもROHワースト椿姫 のマルティネズも出るのかぁ・・
Katya Kabanova Royal Opera House
ヤナチェックの社会派チェコ語オペラ「カーチャ・カバノーヴァ」。以前見たことがある暗いプロダクションですが、愛するトビー君が出るからそりゃ行かなくちゃね。
初めて聴くテノールのクリス・メリットも楽しみ。タイトル・ロールはジャニス・ワトソン。
Don Giovanni Royal Opera House
2回目のドン・ジョバンニ。皆さん、休まずに出てね(マルチネズさんは以外は)
Thais Royal Opera House
マスネの官能的なフランス語オペラをコンサート形式で。2回しかやらないのですが、ルネ・フレミングとトーマス・ハンプソンがでるので、一番手に入れにくい切符でした。テノールはジョセフ・カレジャ。
Thais Royal Opera House
行きたくても切符が買えなかった人がたくさんいるにちがいないというのに、欲張りな幸運な私は2回目も行きますとも。
私としてはちょっと高めの切符も入っているので、今月は合計で200ポンドを越してしまいました。毎月こうだと家計を圧迫しますが、まあたまにはいいことにしましょう。