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5月2日、待ちに待った(切符を買ったのは去年の1月です)、そして本当に出てくれるのか不安で溜まらなかった私の大好物テノール、ロベルト・アラーニャのコンサートがバービカンでありました。


昨日帰宅後に写真だけはアップしときましたので、→こちら をご覧下さい。我ながら満足のいく良い写真が撮れました。


愛しいロベルトが目に留めてくれるかも、と派手な着物で3列目のど真ん中(37ポンド)に座った私。こんなに近くで大好きなアラーニャ声を最大ボリュームで浴びるようにたっぷり聴けて、本当に幸せな夜でございましたよおキスマーク


クラッカーViva Verdi!

Verdi
'Patria Oppressa' from Macbeth
Verdi 'O Figli, Ah la paterna mano' from La Forza del Destino
Verdi Introduction from La Forza del Destino
Verdi 'La vita e inferno' from I Lombadi
Verdi 'La mia Letizia' from I Lombardi
Verdi 'Va Pensiero' from Nabucco
Verdi 'Celeste Aida' from Aida

(interval)
Verdi Overture from Nabucco
Verdi 'Lunge da lei' from La Traviata
Verdi 'Questo o quella' from Rigoletto
Strauss Quadrille on motifs from Verdi's Un Ballo in Maschera
Verdi 'Quando le sere' from Luisa miller
Verdi Anvil Chorus from Il Trovatore
Verdi 'Niun mi tema' from Otello


(アンコール)

Verdi 'Esultate' from Otello

Verdi 'Di Quella Pira' from Il Trovatore

Verdi '女心の唄' from Rigoletto

シチリアの歌(妻に捧げるとアカペラで)


London Symphony Orchestra
London Symphony Chorus
Ion Marin
conductor
Roberto Alagna tenor



目

なんと、ちょっと横向いてたら登場の拍手もなくいきなりくロベルトが目の前に立っていて、


のっけからパワー全開のアラーニャ節! メラメラ 


高音になると音程が外れるのもロベルトらしくていいわ~


「4年間もご無沙汰のロベルト!!」という感動で心臓バクバクドキドキになり、そのドキドキはずっと最後まで続いたのでございますよ。

こんなことは初めてで、なんだか何十年ぶりかで恋する乙女になったよう (それとも更年期障害の胸の動悸か?)



こんなに苦しいほどドッキンドッキンしたことは(コンサート)では初めてだけど、思い返せば、ROHでロベルトを聴いてるときはこんな風にいつも胸が(物理的に)ときめいていたような。


今までグノーの「ロミオとジュリエット」と「ファウスト」と、プッチーニの「トスカ」と「つばめ」を(それぞれ最低2回づつ)生で観たのですが、


どれも、私の生オペラ鑑賞の中でも印象に残るものばかりだし、CDや映像で接するのも彼が一番多いので、


嗚呼やっぱり私がロベルトが一番好きなんだとあらためて思い知った夜でした。

(フロレスは上手だとは思って感心はしても、こんなにときめきません。ロベルトと同じくらい好きな丸ちゃんは別.ですけどね)



こんな恋は盲目状態の私には彼の歌唱を冷静に判断するなんて無理なのですが、今夜は絶好調だったと思います。少なくとも3メートルの距離の私には文句なしの出来。


おまけに引き締まってますますハンサムキラキラに見えるあのお顔で表情豊かに陶酔しながら甘い声で歌い上げるんですもの。今日のことは一生忘れません。オイオイあせる


鬢(びん)のあたりに白いものが混じり始めたもうすぐ45歳のロベルトですが、男盛りの魅力に客席のアンジェラも惚れ直したでしょう恋の矢


       

この指揮者は、一年前のゲオルギュー と同じ人。アンジェラと同じルーマニア人で、彼女のお勧めだったのかも。先回は指揮台でドスンドスンしたけど、反省したのか今回はごく普通でした。どうでもいいから見てないけど。後ろには大編成のコーラス隊。



ニコニコ今夜のロベルトは本当に嬉しそうで、始終はしゃぎまくってました。直前まで席が結構余ってて(信じられない!)、おそらく後ろの方は空席が目立ったしょうから、ご機嫌斜めかしらと心配したのですが、そんなことなくて本当によかった。嬉そうなロベルトを見て、こちらもハッピーな気分になれました。仕事で疲れた身にはこれが一番の特効薬。ありがと。


むっ一つだけ個人的な好みで欲を言うと、フランス語の歌も聴きたかったです。

Viva Verdi!なんだからイタリア語ばかりで当然だし統一感があってプログラムとしては良いのですが、母国語であり強味であるフランス語の彼を聴きたかったわあ。グノーかマスネ、アレヴィーの「ユダヤの女」あたり。ま、これは何度聴いても飽きないCDで我慢することに致しましょう。



(これまでは、生演奏記事は行った順番に書いてましたが、今の私はアラーニャ命!と刺青したいくらいの気分なので、この興奮を早く伝えたくて、今回は初めて前のをすっ飛ばしました。これの前に先週は二つ行ったんですけどね)


祭日の少ないイギリスでも今週は3連休。オペラにも行きますが、溜まってるコンサート記事を一気に片付けてしまうつもり。でも、お天気もよさそうだから、お花見くらいはしてみましょう。


では、日本とイギリスにお住まいの皆様は楽しい連休をお過ごし下さい。


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