ベルあけましておめでとうございます。


イギリスのお正月は特に何もないただの祝日なので、家でごろごろして過ごすのが常ですが、一応今朝はお雑煮なんぞを食べ(愛知県のお雑煮はすごくシンプルなので、それらしいものを作るのは簡単)、去年は東京で初詣三昧 して楽しかったのを思い出しつつ、最低限のお正月を味わいます。


オペラ三昧イン・ロンドン
カメラ毎年欠かさず結婚以来続けているのが元旦の記念写真ですが、今年は寒いし腰痛なので、家の中で普段着でいい加減に済ませました。


クリスマスツリークリスマス・ツリーは、クリスマスデーから数えて12日目である1月5日に片付けます(「十二夜」というシェークスピアの劇もありますが、それを3月にロンドンでもニナガワ演出で歌舞伎役者がやってくれるんですよ。尾上菊之助で)



音譜ウィーンのニュー・コンサートもBBCテレビで後半だけ生中継してくれるので、お昼に観ますが、ここ数年の楽しみは、客席の和服姿を探すことで、目を皿のように見てても見逃すでしょうけど、今年は5人見つけました。いつもより少ないですね。


気のせいか、今年のカメラマンは意識して着物姿を映してくれたみたいで、そうでなければカメラが追わないような席の様子も見ることができ、大袈裟に言うと、今やこのイベントには着物姿が欠かせない風物詩にすらなっているのではないかと嬉しい気持ちで一杯です。


特に今日は、若くてとても愛らしいお嬢さんが白地に赤い(おそらく)花柄のお振袖(に違いない)をお召しで、赤い絞りの帯揚げをたっぷり出してとても華やかだったし、お隣のお父様も黒い和服姿で、とっても素敵な父娘さんでした。


他にもう一人目立ってらしたのが、鮮やかなエメラルドグリーンの着物の方で、まず客席で大勢の中から後ろ姿を見つけて、アップで見たいわと思っていたら、カメラマンが気付いてくれて、前からしっかり撮ってくれました。

後ろ姿から想像したよりお年を召してらしたのですが、年配でもああいう席では浮かび上がるような綺麗な色が絶対良いですね。参考になりました。遠目には無地に見えたのですが、蠟たたきのようでもあり、きっと近くにいた西洋人たちの注目を浴びたにちがいありません目


番組の最後に、グレーの無地っぽい着物の方も登場しましたが、まだお若い女性だったのにちょっと地味過ぎましたね。鮮やかな色目だったら、きっともっと早くカメラクルーの目に留まったでしょうに。


もう一人の方は、バレンボイムの指揮ぶりを映すとその後ろに座ってらっしゃるので、しょっちゅう拝見したのですが、残念ながら、最前列ではなかったので、胸元しか見えませんでした。ベージュのお着物にピンクの伊達衿と、お年の割には派手になさっていたのは正解でしょう。


オペラやコンサートに着物で行くのを趣味にしている私にとっては、このニュー・イヤー・コンサートは華やかさに於いては最高峰とも言える憧れのイベントで、いつか行けたら何を着ようかしら、手持ちの中から選ぶのならあれとあれ、これから調達するのならこんなのあんなの、という妄想に耽る楽しい元旦行事なのであります。


今年は本当に申し込んでみようかしら? 大変な競争率らしいけど、実際に申し込まなきゃ当たるわけないですもんね。宝くじだって夢見るためにはお金を払わなきゃいけないのと同じ。


はてなマークえっ、うちは宝くじを買っているのかって?

「ささやかでもいいから、当たったら会社を即辞めることができるっていう夢見代として買う価値はあるから、毎週買っといてね。最低限でいいから」、とトーチャンに頼んであるんだけど、果たして本当に買ってくれてんだか・・。だって、理科系のトーチャンはすぐに「統計的にみるとだな・・」とか言い出すんだもの。


四の五の言わずに買っといて欲しいわよね。サラリーマンにとっちゃ必要な出費よ。


と、lotteryが当たることを夢見ながらも、現実は厳しくて、明日から早くも仕事初め。イギリスでは1月2日から全く通常に戻るので、ホリデー気分も終わりですしょぼん   あ、でも一日だけ働けば又すぐ週末だニコニコ


キスマークともあれ、今年もよろしくお願い致します。


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