<1月14日>


半日休暇を取って朝8時開始のROHのフレンズ予約をいつものように苦労の末に済ませた後、会社に向かうつもりが、どうしても足がオペラハウスに向かってしまいました。


まあ、「明日できることは明日やった方がいい」ということわざもあることですし(ちょっと違ったっけ?)、そうでなくても、「ムっ、今頃私も観たいオペラを観て楽しんでる人がいるのになんで私は仕事なのよ」と世をはかなんでしまうかもしれないので、無理すればできることは頑張って無理しましょう。


などとわけのわからないことを呟きながら、ロイヤルオペラハウスで初めて当日券というのを買いました。


人気公演だと朝10時から発売開始のところにずらーっと並ぶらしいのですが(当日券の数は67枚)、私が着いた11時過ぎにはほとんど誰もいなくて、切符も残ってました。ホセ・クーラが出るのであれば違ったんでしょうけどね。


オペラ三昧イン・ロンドン
私は最初から立見席狙いでしたが、幸い舞台に一番近いストール・サークルの立見が残ってました(12.5ポンド)。ひとつちがうと柱や人の頭が邪魔になりそうですが、私のD3席はちょうど程よく空間が空いていて、立見切符としてはお勧めです。


とは言っても、ひさしのせいで舞台の下半分以下しか見えないので、ビジュアルに拘る人は避けたほうがいいでしょう。

私はトゥーランドットは嫌というほど観てるのが全然OKなのですが、初めて見るプロダクションだったらちょっと悲しいかも。


切符売場のおばさんに、「あなた、今日はホセ・クーラが病欠って知ってて買うんでしょうね?」、と念を押されたのですが、「もちろん。だから来たのよ。代役のファビオ・アルミリアートが観たいから」、なんて人はたしかに少ないでしょう。



オペラ三昧イン・ロンドン
立見席の良い点は、真っ先に出られることで、休憩時間にはロビーの椅子を確保できるので座って休息しないとね。終演後も、まだ誰も出てこないホールを横切って一人さっさと帰れます。


ファビオについては今日書いてる時間がないので又あらためて書きますが、ずっと立ってるのは腰がまだ少しあやしい中年の身にはちょっとつらかったですが、その価値は充分あり、体は疲れたフルな一日でしたが、心はリッチ。るんるんるん宝石赤


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