<25th Mar Mon>

今月はオペラは少なくてコンサートによく行ってますが、今日のWigmore Hallのピアノ・リサイタルも凄かった。この一週間でカントロフ、ユッセン兄弟と今日と一週間に3度もピアノ!

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3月24日はトーチャンのためにサウスバンクのロイヤル・フェスティバル・ホールの巨大なパイプオルガン(パイプ数7,866本)のリサイタルに行きました。このオルガンが設置されてから70年を記念するコンサート。

 

オルガン自体については2018年10月にこのパイプオルガンのイベントに行った時の記事をご覧下さいですが(→こちら)、実際にパイプが並んでる空間に入れてもらえたのがハイライトで、オルガン見る度にその事を思い出します。

全くもって、この巨大な楽器を作るのは機械工学だし、現代のは電気で繋がってて、沢山あるストッパーのどれをいつどう使うかを前以てプログラムしておくのはまるでコンピューターじ。そういう所がトーチャンに興味を抱かせる点なのでしょう。彼に色々説明してもらってもよく理解できない私でも凄いモノだと圧倒されます。トーチャン、折角弾けるのだから教会とかでボランティアでやればいいのに、「50年も弾いてないから忘れた」と言ってるし、宗教も教会も嫌いだから行かないでしょうね。

オルガン奏者は40代のラトヴィア人女性で、前半の銀色の凝ったデザインの宇宙服みたいな衣装の写真を撮らなかったのが残念。まさか後半着替えるとは思ってなかったので。

色んな音が出せる楽器なのでその変化と大音量の迫力に感動するのはいつもの事ですが、今回はほとんどを足のペダルだけで演奏する曲があり、鍵盤の淵に両手を置いて体を支えながら凄いスピードで足を動かしたのは大受け。観客の入りも上々で、私たちは最前列の真ん中でしたが、たくさんの人がスタンディング・オベーションしてました。

 

 

 

 

アンコールは、一番派手で有名なCharles-Marrie Widor作曲のToccata from 5th Organ synphony in F Opus42 No.1

 

 

 

 

 

エンバンクメント駅までの帰り道、真ん中に電車の線路を挟んで徒歩橋が二本平行してあり、たいていはフェスティバル・ホールやシャード、セントポール寺院とかが見える側を歩くのですが、この日は少し遠回りしてもう一つの橋を渡りました。ロンドン・アイやビッグベン、バタシーの新しい高層ビル群などが見えて、こっちの方が絵になりますね。