<24th Apr Wed>

今日Wigmore Hallの来シーズン初めの切符購入が終り、最近バービカンとサウスバンクも買ったので、これで私がよく行くコンサート・ホール三箇所が済んでやれやれ。あとは来月のROHの発表を待つばかり。

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4月19日の初日と25日の二回、ルチアに行きました。最初は左側から、二度目は右側から舞台袖の席で見ることができました。

 
Music Gaetano Donizetti/Libretto Salvadore Cammarano after Walter Scott/Director Katie Mitchell/Designer Vicki Mortimer/Lighting Designer Jon Clark/Movement Director Joseph Alford
 
Conductor Giacomo Sagripanti
Lucia Nadine Sierra
Edgardo Xabier Anduaga
Enrico Ashton Artur Ruciński
Arturo Bucklaw Andrés Presno 
Raimondo Bidebent Insung Sim
Normanno Michael Gibson
Alisa Rachael Lloyd
 
2016年4月のダムラウとカステルノーヴォ(→こちら)、同年5月のクルザクとコステロ(→こちら)、2017年11月のオロペサとジョルディ(→こちら)に続く今回はナディーン・シエラとザビエル・アンドゥアーガ。
舞台が半分に仕切られて普通は見えない場面を見せてくれたり、ルチアがお風呂に入ったり、幽霊が出てきたりと余計なものが多いプロダクションですが、批判された当初の露骨な濡れ場はやる度に緩和されて今回は全くなし。それだとルチアの流産に繋がらないのですが、不快なシーンはない方がいいです。尚、有名な狂乱の場面で今回はグラスハーモニカではなくフルート。
 

聴き応えのあるドラマチックなオペラですが、ナディーン嬢もザビエル君も最高で拍手、ベルカントの醍醐味を充分味わえました。兄役のルチンスキーは充分合格なのですが、そりゃテジエやマルトマンと比べるとかなり劣ります。

今回は主役二人がダブルキャストで、イエスティン君の彼女のLiv Redpathのルチアを明日観に行くのが楽しみ。テノールは残念ながらコルチャクが降りてホッテアになったのは残念ですが。